私立安田小学校の裏事情

私立安田小学校
寸評「拘泥の学び舎」

2019-08-19 google Earthより

広島市中心部に位置する。

個人的おすすめ度 25点 / 100点

私立安田小学校

最寄り駅はアストラムラインの白島駅。最近はJR線とつながっている新白島駅が白島の南にできたためアストラムライン・JR利用生徒ともに便利は非常にいい。

では学校の様相はどうか。児童の保護者は、企業の社長、医者、公務員、外資の役員が大半である。市内でも随一を誇るおぼっちゃま・おじょうちゃま学校。高級住宅地の幟町・牛田新町にも近いせいもあるからだろうか。事実、牛田に住む児童が多かった。牛田に在住している場合の選択肢は牛田小学校・安田小学校の二択だろう。名門公立と私立というなんとも贅沢な二択だ。

中学校の進学率はまあまあ。市内で小学校受験を考えた場合、広大附属小学校（翠）、広大附属小学校（東雲）、安田小学校の３択になりやすい。その中でも唯一の私立という条件もあるのだろうか、中学受験塾では安田小学校の児童の割合が多い。

内部進学（安田小学校から安田中学校）は女子児童はあまり希望していない印象。内部進学のしやすさはあるかどうかは不明。いまはどうか知らないが安田小学校の児童が多い学習塾は土曜日のテストが無かったと聞く。鯉城塾等。（安田小学校は土曜日授業があるため）

通っている児童はというと、進学小学校によくあるプライドの高い子が多かった印象が強い。同時に人との距離感を取るのが難しい子もちらほらと見える。子どもらしくない慇懃さだったり、過度に高いプライドを隠したり。それらの流れからか教員の息苦しさはよく耳にする。子ども同士のトラブルでも××を××と意気込む親や、教員いじめで××××を××に×××児童等の話など。ある病院では安田の児童が入院する際、医者も青ざめるような長文の申し送りを保護者から申し伝えたらしい。

学費はかなり高いぶん教職員の給与上の待遇はかなりいい一方で、私立にも関わらず教職員の転職が多いということも見逃せない。かつてこの学校から勤務依頼が来たとき、恩師（広島教員組合の熱烈な元活動家）に相談したところ、「××が××ならやめなさい」と止められた経験がある。

総評としては、もし安田小学校への進学・入学を希望する場合、個人的にはおススメしない。

一つだけフォローをすると頭のいい子が多いので、小学生ながら話は上手な子が多く、同級生の輪に入ることが可能なら学校生活を楽しめるだろう。

子供の入学を考える場合、果たして自分の家は安田の保護者も納得するぐらいの名士なのか、はたまた派閥争いにかかわらないでいいような家柄なのかよく考えるべき。そしてせっかく入学したならコネクションもお互い上手に利用すべきぐらいの狡猾さがないとやっていけないだろう。

新白島駅のホームにはでかでかと安田学園の広告が乗っている。教員の待遇のよさからも安田学園の潤沢な財政を伺い知れるようである。しかしながら、安田の勤務に反対した我が師匠の言葉が同時によみがえってくるのである。